マンション購入記〜5.オプションと家具編

新築マンションを買うと、オプション会というものが開かれ、マンション売り主側と提携しているオプション会社から「こんなオプションはどうですか?」とお勧めされることになる。
中間マージンを含むためすごく高く、オプション会で頼むぐらいなら自分で施工会社と直接やり取りしたほうが安く済みます。

人気のオプションについては一通り一考したので、書いていきたいと思います。

 

■ホスクリーン
洗濯物用物干し竿を、室内に取り付けるための天井杭+物干し竿みたいなやつ。こんなものがあることを知らなかった。
何やら人気のオプションらしいです。
浴室乾燥機大好きマンであり室内干しはいっさいやらないので、付けなかった。

 

■ダウンライト増設
掃除が要らなくなる&インテリア性が高いので人気らしい。
インテリア界隈では、シーリングライトはダサい! ダウンライトはおしゃれ!! みたいな風潮がある。
確かに、壁際にダウンライト付けて、壁を間接照明的に照らすとおしゃれになるんですよ。これを知ってから世の中の施設の天井をよく見るようになった。みんなダウンライトだ。実家もダウンライトだった。そういうのもあって私も増設しようとしたが……設計がムズすぎて諦めました。
ダウンライトの位置はホイホイ変えられないし、素人が勝手な考えで位置を決めるとろくなことにならなそう……。
定点を照らす照明なら、スポットライトでもいいじゃん! となったので、そちらを設置することにしました。
そもそも私、よく考えたら天井の電気つけて生活してないのだ。
照明の項目で後述。

 

■コンセント増設
クローゼットの中に掃除機や掃除ロボを格納する場合、クローゼットの中にコンセントを増設する必要が出てくる。
家具の配置を決めて、配線経路を考えつつ、ここにコンセントがあればなぁ!! というところに増設する。
しかし私の場合、そもそもクローゼットの中にコンセントが既にあったのと、大体の部屋の角に既にコンセントが設置されていたため、増設の必要がなかった。

 

カップボード
絶対につけようと思っていた!
オプション会で最低限の仕様で見積もりをしたら、小さいのに35万になって、高すぎて泣いた。本当に高すぎる。
キッチンと面材や材質、取っ手の形などをできる限り合わせて、吊戸棚の扉をアルミフレームスモークガラス扉にするのが希望だったが、普通に見積もるとバカ高くなるため、別会社に見積依頼をして、丸く収まった。
己の持っている家具をどこに配置するか考えた結果、炊飯器用のスライド棚を付けて、それ以外はすべて引き出しにすることに。
食器類、コップ類、小物類は全部こっちに入れて、鍋類はキッチン側の引き出しに入れよう! というような設計を行った。
まああんまり持ち物がないので、考えることも少なかったのですが……。
食器棚の上にはトースターや電気ポットを置く予定なので、少し高めのハイカウンターに。そうすることで引き出しの内寸も増えて収納力が上がる。
入れたいものを予め決めて、内寸をきちんと図って設計するのがめんどかった。
賃貸よりは収納スペースが増えますので、これをきっかけに、食器類の買い足しや、カトラリーを買うことにしました。楽しみです。
吊戸棚の上には今も紅茶系の缶や茶葉系をしまっている。おしゃれなものが多いので、透けて見える扉がいいなあと思ったので、そうしました。

 

■タッチレス水栓
最初からついていた。家の水栓がタッチレスとか贅沢すぎる。

 

■食洗機
パナの食洗機いつか買いたい! と思っていたけどデフォルトでキッチンについていた。助かるぜ。

 

浄水器
これもデフォルトでついている。トイレの水とかも含めて全部浄水らしい。カートリッジを変える必要もなし(維持費に含まれている。)。これがきっかけで、ウォーターサーバーとサヨナラバイバイしました……ウォーターサーバー、好きだったんだけどなぁ。でもまあ、毎回水の交換をしなくて良くなる生活に戻るのは助かるかも。
ウォーターサーバーは水が冷えていましたが、浄水器は冷やしてくれませんので、自家製お茶作成の習慣付けを現在トレーニング中です。

 

■コーティング系
床コーティングとか、水回りコーティングとか。
私は通気口周りのコーティングだけお願いすることにしました。
なぜなら今の賃貸が、通気口の周りだけすぐ汚れるからです。2年かそこらでそうなのだから、数年も住んだらすぐに黒くなるだろう、と思ったのでコーティングやっておこうと思いました。

 

■玄関の姿見
要らないと思っていたのだが、広範囲にエコカラットを貼り付けることになった為、単調にならないように鏡を設置することにした。
あっても不便なことはないだろうと思いました。

 

■エコカラット
玄関と、居室の一面に大胆に使うことに。
石壁ができるのちょっとおもろいなと思ったので、貼りました。
最初見積50万超えでおバカなのか??? と思いましたが、業者を変えたら二分の一以下になりました。なんなんだ……

 

■アクセントクロス
寝室と、トイレに貼ることにしました。
完全に気分です。
飽きるからあんまり派手なのにはするなよ! とよく言われているが、壁紙なんだし、飽きたらまた剥がして貼り変えればいい! と思いました。
ちなみにトイレは派手に黄色にしています。ラブホっぽい。と言われてキレた。

 

■オーダーカーテン
居室はカーテン、寝室はウッドブラインドにしました。
カーテンの色は最後まで迷ったけど、ベージュがイイかなあと思ったのでその色に。寝室はウッド系、緑、白で統一しているのでウッドブラインドにしてみた。ブラインドにしたのは、おもしろそうだったからという理由が一番大きい。
マンションだし、二重サッシだから、あまり断熱は気にしなくてもいいかもだけど、おしゃれなバーチカルブラインドにすると冬が寒そう(今の賃貸はカーテンの丈をミスって一部窓がむき出しなのだが、南向きにも関わらず冬が窓からの冷気がやばいので)なので、選べなかった。
なんか断熱シートでも貼ろうかなって思うぐらい、今本当に寒いんですよ。
差し色を紫にしたので、ゴージャス感があるといいなと思って、カーテンにした。二重ヒダです。
今の賃貸は、カーテンを自分で取り付けたんだけど、長さ間違えたなって思っているので、今度は間違えないように業者さんに測ってもらうことにしました。
オプション会では好きなメーカーのカーテンがなかったから見送った。自分で好きなメーカーのカーテンショールームに行って、選びました。

 

■ピクチャーレール
今の賃貸についてるからつけたいなあと思ったけど、
まあ賃貸じゃなくなるから穴開けてもいいわけだし、銀色のレールちょっと目立つかなあと思ったのでつけませんでした。

 

■エアコン
オプション会でつけると、引き渡し時には既についているらしい。
でも見積もってもらったら、最新機種でもないプレーンなエアコンが20万! ありえん高い。ありえん。一個でだぜ?
電気屋で買いました。流石に。

 

■造作家具
TVボードを浮かせました。
コンセントのついている壁に壁付け、天板、側板、底板に配線用の穴を開けて、配線が隠せるようにしてもらいました。
TVボードだけどTVは置かないので、代わりにランプを置こうと思ったのでその配線隠しと、底板には後で間接照明を付けようと思ったのでそのように設計。

 

■洗面台の三面鏡下のスペースにタイル貼り
チャイルドミラーが付いていたりする部分。デフォルトでミラーではなく、汚れを拭き取りやすい化粧板?になっていた。
カラフルなタイルに変えようかなあと思ったが、せっかくデフォルトで掃除しやすい仕様になってるので、このままにしよう!! と思った。
でも内覧会でもし味気なさを感じたら、モザイクタイルにしようと考えている。

 

■玄関ニッチ
欲しかったが、廊下が狭いのでおすすめされないと言われた……。
実家も、今の賃貸も、ニッチ的な、鍵を置く場所があるので、それが欲しかった。
仕方ないので、扉にマグネットで鍵が置けて傘が掛けられるツールを購入して、今それで生きていけるか練習中です。

 

■玄関電子錠
欲しかったが、オプション会では扱いがないと言われた……。
鍵を持っているだけで、触れるだけでガチャと扉が開けられる仕様にするやつです。
荷物持っているときに鍵を取り出すのが本当に面倒くさいため、これだけはやりたかったのにできなかった。
いいもん、スマートホームバイス指紋認証のやつドアに後付するもん……と今は思っている。

 

■照明
シーリングライトはダサい。
必要なところに光源を置きなさい。
間接照明はおしゃれ。

大体、世の中的にこんなことが言われている。
うるさいぞ! 価値観は人それぞれだぞ! と思っていたが、よくよく考えると私は暗い部屋が大好き。(というか、白い光が眩しくて辛い。)そのため普段から必要最小限の間接照明(オレンジの光)しか付けていないのだった。シーリングライトなんて、来客の人に「部屋暗くないですか?」と言われたときしか使ってないぞ。俺ってもしかしておしゃれさんだったのか?

・ダイニング用
・リビング用
・居室用
・寝室用
・その他間接照明

少なくともこれぐらいは必要になる。

・ダイニング用→ペンダントライト。おしゃれガラス。テーブル上のみ照らす。アレクサと連携する。
・リビング用→天井を間接的に照らせる不思議な形の照明。シーリングライト? 来客時に明るく照らすこともできるし、常夜灯モードもあって目に優しい。スマホ操作
・居室用→スポットライト(石壁を照らす用)。好きな所照らせる。アレクサと連携する。
・寝室用→ウッド系で統一してるためウッド系ペンダントライト。アレクサと連携する。
・その他間接照明→色々

と、揃えることにした。
電気つけて! と声に出したら必要な照明がまとめて点灯する、そういう感じを目指しています。

 

■家具
レイアウトとか全然ゎかんなぃ。
そう思って、伊勢丹の家具アテンドサービス(無料)をお願いした。
間取り図と、イメージする部屋の画像、床材の色、扉材の色、マンション諸々情報などを渡した。
あと、ソファだけは「これがいいです」を決めていたため、これを置きたいですと伝えて、その他をアテンドしてもらった。

アテンドしてもらった家具(配置、商品、それぞれ2パターン)
・ダイニングテーブル
・ダイニングチェア
・TVボード
・リビングテーブル

このうち、TVボードは前述の通り配線隠しを行うため改造したかったので取り下げ、他の3家具を買うことにしました。

決めたら、それぞれの家具屋に行って、実際の商品を見ながら色味と素材を決めます。
arflex、Cassina、日本フクラ、カリモクあたりを紹介されました。
arflexでは1800万円のダイニングテーブルが置かれていて、そのテーブルでお会計をしたときは、冷や汗が出ました。
なんだこのお貴族様のテーブルは。。。
照明もアテンドしてもらいたかったけど、ラインナップが30万〜50万のものばっかりでウケたので、やめました。

アテンドはメイン家具を選んでくれるまでだったので、
部屋の雰囲気は、ここで決めたメイン家具たちの色味(白、ウォルナット、グレー)をメインにして、小物と照明は自分で四苦八苦しながら選びました。
賃貸のときは何も意識していなかったけど、なぜかすでに持っている家具はすべて同じ色味のウォルナットで統一していたので、その家具の雰囲気を踏襲しています。
白、北欧ウッド、グレーの色味は北欧テイストの部屋によくあるけど、なぜか白、ウォルナット、グレー統一はあまりインテリアとして見かけません。ダサいのかもしれません(滝汗)
なんとなく差し色を紫とグリーンにして、カラーを統一することと致しました。

インテリアのこと、よくわかんないけど、
・素材をバラけさせること(自然のもの、ウッド、ガラス、布系、石系、金属)
・目立たせるものを決めること
・初志貫徹(最初に決めた雰囲気をブレさせない)
を心がけました。

 

すべて脳内机上シミュレーションで行っているので、実際にどうなるかがわかりません。
完成が楽しみです。

 

マンション購入記〜4.住宅ローン編

「50年ローンってヤバすぎないか?」
「いや、ヤバすぎるが故になんでこんなものがあるんだ?」
「多分最近出てきたものだと思うけど、50年ローンなんてやる側にはやる側の論理があるはず……メリットもあるはず!!」


ということで、マジで必死に調べた。
関連する本も読んだ。


結論。
「今の時代、借金はできるだけ長く借りた方がよい。」

 


は?


何を言うとるんや? と思うでしょう。私も最初は思いました。
借金なんてしないほうが良いに決まってる!!!

しかしそういう考えこそが「借金は悪」「50年ローンなんて馬鹿げてる」という思考を生んでいるんだ、ということに気づきました。

「借金は悪」の考えに立つ者と、真逆の「借金はできるだけ長く借りた方がよい」の考えに立つ者とで、50年ローンに対する考えがマジで180度異なります。
色々調べた結果、現代において後者の「借金はできるだけ長く借りた方がよい」の論理は確かに間違ってはいないと思ったので、その考え方について書いていこうと思います。

この2者の差は単なる知識の差です。
知識だけでこんなに考えって変わるの? と怖くなったので……。

 

「50年ローン」のメリット
・住宅ローン減税
色々と条件があるので一概には言えないものの、減税の対象であればおおよそ住宅ローン残高の×0.7%が戻ってくる。13年間。

35年で借りた時と、50年で借りたときとでは、残債の減り方が異なります。50年で借りた方が残債の減り方が緩やかになる。だから同じ5年後、10年後でも、50年ローンのほうが多く残債が残っている形になる。

「長く借金してんだから当たり前だろ!」なのですが、住宅ローン減税に関して言うと、ローン残高に対して比率が掛けられるので、残高が高いほうがお得と言える。

これは繰り上げ返済についても同様。
住宅ローン減税の対象だから、13年間は繰り上げ返済はおすすめしないです! と言われるのはこのため。わざわざ残債を減らしてしまうと、もらえるものがもらえなくなっちゃうのだ。


・団信
住宅ローンを借りるとき、みんな入ることになる団信。
自分がもし死んでしまったとき、もしくは重度障害になって働けなくなってしまった時、などに借金を肩代わりしてくれるものです。

なんと、知らなかったのですが、この団信は通常の保険会社と契約する生命保険やがん保険より遥かにお得であるというのです。

例えば3500万円を借入したとき、団信の金利はだいたい0.2%として利息分を35年の月々で割ったものを保険料だとすると、約3000円になります。保険金は1/2の1750万円とすると、月々3000円で1750万円の保険がつくと考えられる。
一般的な保険料で考えると、同等の保険を得るためには7000円以上かかります。
がん保険に関しても、金利0.1%、つまり月々1500円ぐらいの格安で保険がかかる。

これは50年で借りた場合も月々保険料はほぼ同等金額と考えられるので、長く借りていたら同じ保険料で長くお得な生命保険、がん保険に入ってられるということに……。

確かに営業マンにも、「ローン入ってすぐに乳がんになった方がいて、その人は100%保険に入っていたので全額免除されてました」と。
がんになるのは別にいいことじゃないが、50年も生きてたらがんぐらいは見つかるかもしれないし、それで一瞬で借金チャラか……期待値的には高そうだな……というのが体感的にも思えるんではと思います。

計算すると、
50歳で残債2000万円でがんになった時の保険金の期待値は、2000万円×罹患率0.7%=14万。対してがん団信ローンの金利は0.5%ぐらいなので10万円。確かに期待値のほうが高いんだよな。

保険の面では団信って確かにお得なんだ!!
お得な理由もわかる。
だってローンってみんな入るし、しっかり審査するし、住宅ローン入る人って若い人が多いもんね。

実際、50年ローンを組める銀行は増加傾向にあるようですが(最近京葉銀行が話題になっていた!)団信のお得さ勝負になってくるのでは? と言われているほどです。

 

・お安くなったぶんを投資

まず3500万円の借入を35年と50年で返済する場合の月額を比較してみると、以下となります。金利は0.5%、50年ローンの場合は+0.1%として

 35年:約9万/月
 50年:約6.7万/月


参考までに億ションは、

 35年:約26万/月
 50年:約19万/月


となり、劇的に月額が減ります。
この金額だけ見ると、実際やるかどうかは別にして、ボーナス払いなんかも組み合わせたら億ションも払えない金額ではないのでは? という気持ちになるよね。

ともかく、50年ローンにすると月々の支出がいくらか減るのでその分が浮く、と考えることができます。
そしてその浮いたぶんの金額を、金利以上の利回りで投資に回して稼いでいけば、お得に生きていけるじゃん!! となる。というか、そういう考え方がある、というわけ。

日本は金利が低いので、今回の場合だと0.6%金利に対して、お金を投資に回したときの期待利回りが4%ぐらいはあるらしいので、多少これから金利が上がってもまだ全然、今を安くして投資に回す=長く借金をしておく、方がお得だと考えられるわけなんですね……。

これは確かにそうなんだよな。
でも、浮いたぶんを「散財するぜ!!」て散財してたら全然だめなわけで。意思を持ったお金の運用が必要になります。ただそれをするとメリットは確実にある、ということ。

俺は50年ローン? ええマジ? と思っていたが、確かに長く借金をすることで、その間に投資で稼げる可能性がある。
投資への意識を向けるきっかけになりました。
「意思を持ったお金の運用をするなら」確かに50年ローンって全然アリなんだ。

 

「50年ローン」のデメリット

というより、これは「リスク」と置き換えるべきかも。
・売却時の残債割れリスク
「結婚した」「転勤になった」などでは、マンションを売ればよい、という話を前編でしました。
すると残債以上の価格で売却できないと困ってしまうわけなのですが、メリットで話したとおり、50年ローンでは残債の減り方が緩やかです。
そのため、残債よりも売却費が安いという、残債割れリスクが高くなります。

故に、資産性を考えてマンションを買いなさい――と強く強く言われることになるのです。
50年ローンは新築のタワマン前提!! なんて言う人がいうぐらいです。都内のピカピカのタワマンだったら、大幅に資産価値が上がっていくだろうから、(買えるなら)そうしたほうが勝ち確定です。


・残りのローンを払えなくなるリスク
多くの人が「定年後はどうするの?」とまず思ったと思います。

でもこれまでの話で、きちんと資産性を考えて買い、売るべきときに売れば売却益が出るという話はしましたよね。
なので、必要なら「売る」という選択肢をとることができます。
そもそもローンはしっかり50年払いきらなくてはいけない! という意識が強すぎなのです。
別にしっかり50年払わなくたっていい、というか、払う前提で買ってる人はほぼいないと思います。
住宅ローン減税を受けきったら売って出た売却益で新しい物件を買うぞ! とか。
そもそも住むつもりだったとしても、それまでに病気になったら全部チャラにできるぜ!
という気持ちでいる人のが多いのです。

それでも売りたくなくて、でも払い続けるのが不安で……

という人は、繰り上げ返済が可能です。
50年ローンをあとから35年に縮めることは可能です。そうすればその後の利息は気にしなくていいから、50年払い続けるときに払うはずだった利息をチャラにできます。

でも35年を50年にすることはできないんだよ。
だったら長い方を最初選択しても別に良くない? と私は思ったのだ……。

 

根強い「借金は悪」「借金は怖い」という考え方

でもなんとなく、借金って怖いよね。という感覚ってあると思う。私もそうでした。

・デフレとインフレ
そもそも日本は長らくバブル崩壊が尾を引いたりなどの要因から長らくデフレでした。これって世界的に見ると珍しいらしく、日本以外の多くの国はインフレです。そして日本も、徐々にデフレを抜け、インフレに転換しようとしています。なんとなくわかるよね。

インフレになると貨幣の価値が下がります。
したがって、借金の価値が下がります。
そして借金をする代わりに得たモノの資産の価値が上がります。
よって先の話のとおり、借金をして浮いたお金で価値が上がっていくモノに投資をする、という考えは時代に即しているし、戦略として正しいと言えます。


・住宅ローンという借金
先の投資の話でも出たように、金利がありえんぐらい低いのが住宅ローンなのです。

投資の利回りが2%とか4%とかなのに対し、1%以下。これから金利が上がっていくなんていう話もありますが、まだまだ全然低い。超低金利。よっぽどすごいことでも起きない限り、劇的に金利が上がるとは思えない、と言われています。
世界的に見てもマジでありえない借金なのが住宅ローンという代物らしいのです。

というのも、日本人って真面目だし、雇用が安定してるからなんだとさ。
そう聞くと納得だよね。
こんな超低金利なのに怖がってるくらいなんだから……と考えることもできます。

 

・マンション価格の暴落

たまに見ると思う、この文言。
マジ? 暴落するの? じゃあやっぱり怖いやん。と思うけど、「今後人口減少していくので、不動産価値というものは下がっていく」という主張です。
でも人口の二極化って話だよね。地方から人がいなくなって、都心部に集中するよね。
じゃあ都心部の不動産価格はやはり下がることはないし、逆に人がいなくなる土地の不動産は下がっていくよね。
暴落するのは都市部以外の話のことです。

じゃあやっぱり立地が〜……資産性が〜……の話になるんだよね……。

 

というわけで、そんなに50年ローンって悪い話ではないな、というより、俺はモノを知らなすぎるな、という感想を持ったのでした。

なのでちゃんと投資のことを勉強しつつ投資もして、お金のことを考えながら50年借金するのはアリだと結論するぜ!!!

そんな機会をくれてありがとうな営業マン!!
でも説明してくれよ!! 俺がモノを知らなすぎるのにマンション買うのがいけない? 一理あるぜ……。

 

最後に。
50年ローンって、30歳未満しか借りられないらしいです。


ならなおさら乗るしかねえ、このビッグウェーブに!!!!!!!!!!!

 

みなさんも少し、これを読んでお金のことを学ぶきっかけになったら幸いです。
この話を書くためにブログを書いたと言っても過言ではありません。

 

マンション購入記〜3.モデルルーム編

人生初の物件モデルルームへ、足を運ぶぞ!

高い買い物をするので、舐められないように手持ちのジュエリーや服の中でも高いやつをつけて武装し、Let's GO!


ところで、前編の講座で紹介されたのは価格安い順に以下の三つの物件でした。


①大手デベ・1LDK・40㎡以下・自然豊か・駅10分圏内
②中小デベ・1LDK+1部屋・40㎡以上・再開発地区・駅10分ぐらい
③中小デベ・1LDK+1部屋・40㎡以上・利便性良し・駅5分圏内


①は共用設備もおしゃれで保守も手厚そうで「いいじゃん!」となったのですが、部屋が狭い。※40㎡以下の部屋しかない。

※住宅ローン控除の観点から、40㎡(所得要件あり)に大きな境界があります。ローン借入残高×0.7%×13年間、払った税金が戻ってくる。他にも色々要件があるので詳しくは売主に聞こう。

②は駅から若干遠めではあるが、再開発地区であり、将来的な資産性はおそらく最強クラス。価格的にもここかな?と思っていたが、よく調べてみると治安悪め。

③は利便性がよく治安もよく、とにかく立地が良く、かなり良さげ。でもやっぱりそれに伴って価格が高かった。


①②③の順で紹介されたのですが、①いいね!②もいいね!③いいけど高いね!!という感じ。今回初っ端のモデルルーム見学は③でした。


以下の流れで話が進んでいきました。


1.アンケートとヒヤリング
2.物件紹介
3.モデルルーム案内
4.部屋選びと見積り、ローンの話
5.これからのこと

 

1.アンケートとヒヤリング

今住んでいる部屋の間取りとか、家賃とか、住所とか、求める条件とか、年収とか、その他諸々、家探しをするときにまあだいたい記入する情報を提示します。

俺の求める条件は、これだァ!


・会社に近いこと
ほぼリモートなんだけど、やっぱりみんなの顔見るのって大事だから、行きたいと思ったときに行ける距離がいい。30分、せめて昼休み時間内に家の椅子から会社の椅子まで移動ができるが条件

・月々の支払い金額
管理費諸々込みで現状の家賃相当、10万以下

・40㎡以上、2部屋まで
3部屋は流石に持て余す…!ということで2部屋までの間取りキボンヌ

・5階以上
5階以上なら虫を見ない(持論)

・収納力
今の部屋では収納少なくて泣いたので、最低限、欲しいです

 

2.物件紹介

これはまあ、モデルルームに来る前にホームページの隅々まで見て記憶していたし、立地はまあ、本当にいいので、そうでしょうねぇそこは疑いませんよ、と思いながら聞いた。

騒音がありそうなのが気になっていたが、二重サッシの実演をしてもらって、まあ通気口以外は気にならなそうだな、と思った。通気口開けたらうるさいのではないか?という懸念は今もあるが、営業の人に聞いたら気になるようなら通気口に防音クッション的なのをつけてもいいし……と言っていた。まあええか♪と許した。


新築なのでとにかく、設備が良かった。最近のはこんなところまで……というのがたくさんあった。もうここに住んだらそれ以下の設備には絶対に住めないな……と怖くなった。

宅配ボックスと顔が見れるインターホン、24時間ゴミ出しはマストと思っていたが、そんなの心配するのがアホらしいぐらい当然についている。
中古だと意外にそうでもなかったりするのだが、そのへんの心配は要らなかった。助かるぜ!!!

ホームページで見た通りだし、そこが売り出しポイントと思われるので、ふんふんと聞くのみ。

 

3.モデルルーム案内

いざ、実際の部屋へ!

これもホームページで事前に見まくっていたので「ふーん」と思いながら見学。収納が多くて助かるぜ!

モデルルームと実際の部屋はオプション差で大きく異なるので、これはオプションですか? とか、実際の部屋のサイズはこれより小さいと思うけどどのくらい? とかその場で逐一確認した。
キッチンの収納とか、洗面台の収納とか、ここでしか見れない部分をチェック!


全体的な感想として、「狭いな」だった。


物件内で一番広い部屋なのにも関わらず、狭いのである!!
インテリアのセンスの問題か? いや、やっぱり部屋が狭いのか? 柱の食い込みによる体感?
もちろん、今の賃貸部屋よりは遥かに広いです。しかし……
そもそも俺はひろびろ戸建て5LDK育ちだったので、「家」としてそれと比べてしまうとすべてがありえんぐらい狭いのである。いいけどさ。一人暮らしだから、広くても持て余すし、いいんだけどさ!!

新築マンションは価格高騰につき、狭くしたり設備のグレードを落としたりして価格調整しているらしいので、最新のマンションは狭いらしいのだ。ファミリーにとっては痛いと思うんだけど、まあ一人暮らしだし、ずっと住むわけでもないかもだし……いいんだけどさ!!


お前が買おうとしてるのは、マンションだぞ。素人は黙っとれ――

 

マンションなのでしょうがないにしても、「ええ? じゃあ①②はこれより狭いのか……うーん……」とちょっと思い直すこととなった。

※ちなみに、このことから中古マンション(広い部屋が比較的多し)を調べたが、売り出されてるのが駅から遠いのが多いのと、築年数が浅いのはなかなか見つからず、設備も心もとないのが多く、リセールの観点からも新築のが安心だよなぁ?? という心理も働き、良い物件が見つけられませんでした。

ちなみに、新築は10年ぐらいは色々とほころびや欠陥が見つかって当たり前なので、修繕を一回やった築年数10年ぐらいの中古マンションが最もお得であり安心を買える。という考え方もあります。
この辺はお好みで。
私は最終的には、「なんか新築のがテンション上がるし」とフィーリングで決めました。適当だね。


4.部屋選びと見積り、ローンの話

気を取り直して、部屋選びへ。

間取りですが、1LDKと言いつつサービスルームという納戸部屋がくっついている間取りが多く、1LDKでも部屋が1個だけじゃない間取りが多い。

一人暮らしなので、書斎と寝室があれば十分ということで、それとして運用するのに支障がない部屋かつ、収納多めの間取りを選択。

階だけが気がかりでしたが、5階以上もあった。助かるぅ〜
最後は窓からの眺望で部屋を決定。

さてお値段は……

 


高い!!!!!!!!

 


買えるのか!? ローン希望金額提示したけどこれ買えんのか!?

講座の時に算出してもらった金額よりかなり多く、これってそもそも審査通るのかな……と思いながら、「じゃあローンプランの話ですが……」と電卓叩きながらのお話に。
ボーナス月の設定もして、プランを算出してもらいました。

 


あれ??


月々10万以下に収まってる。


あれ????????

 

講座の時に出してもらった買える物件最高額よりも高かったのに、なぜか出てきたプランでは月々支払いが希望額に収まっている。

ボーナス払いも、講座の時に伝えた金額と同じです。お〜ん?? 金利もそんなに大して変わらん、と思う。

 

Why??????????

 

その場で謎が解けなかったが、「この月々金額なら全く問題ないぜ!!!!!!」ということだけは確かだったので、じゃあこの部屋にします! と決めた。

そして総合して考えて、今この物件が第一希望です! とも。

講座では総合して80点だったら、その物件はあなたが買うべき物件です。100点の物件は見つかりません。と言われたのを覚えていたからだ。
総合して特に大きな欠点も見当たらなかったし、金額だけハマるかどうかだったけど事実としてハマってるんだから別になんの問題もない。設備いいし、立地いいし、リセールバリューについても説明があり、ローン控除も含めて考えて損はなさそうな資金計画になっている。

いいじゃん。
買います!!!


営業マンは「マジで!?」て感じで嬉しそうだった。

講座の面談では「モデルルーム色々見て迷うと思うので、全部見たらこの日に面談しましょうか。予約しておくので、何でも聞いてくださいね。中にはまれに1物件の見学で決める人もいますけどね」って言われてて面談の予約を入れてたんだけど、自分がその「1物件の見学で決める人」になっちゃった。


ただ、親になんにも言わず突然「マンション買ったぜ!!!」はやばい娘すぎるので、一言ぐらいはかけてから購入にしようと思ったので、営業マンにそう伝えました。

営業成績がかかってるからか
「どのくらい反対されそうですか……?」
と不安そうに(?)聞かれたが、「反対はされないと思います! ダマだけはやばいと思うので、、って感じです!」
と言い、クロージングへ……

 

5.これからのこと

私が非常に前向き検討だったのもあり、仮審査は進めておいて、そのままご両親の合意が取れたら手付金をここに入金願います! それでまた来週契約になったら手続きを進めましょう! ということになった。


見学→仮審査→重要事項説明と契約、手付金振込→本審査→ローン契約→入居説明会→内覧会→引き渡し


みたいな流れである。

手付金を振り込むと、その部屋を買うことを確約できる。

その金額なんと……物件金額の5% or 10%!!!!!!


おー、手付金だけですごい金額じゃん。


要するに覚悟を見せろよ、のための金額で、その金額は諸手続き費用に使われ、余ったら返金もしくは頭金として使えます。


これって窓口行かないと振り込めないのかなあ
昼休みとかに行くか? めんどくさいなあ…

などと思いながら、その日は解散となったのでした。

 


▼後日の親の反応▼

いろいろ勉強したんなら、いいと思うけど、マンション購入は経験ないから、アドバイスは出来んよ。

いろいろ決める事あると思うので忙しいでしょう。
こちらでする事はありますか?

遠慮なく言ってや。



カスの娘の親とは思えんほど優しい

 


しかしこの話には続きがあるのです……。


「やっぱり月額安すぎるよな? なんでこんな安いんだ…」

そう思って、講座で出してもらったシミュレーションと、モデルルームでもらったシミュレーションを家に帰って見比べてみる。

 

………………。


ん!?!?!?!?!?

 

 

「返済期間50年」

 

 

50年ローンって何!?!?!?!?!?

 

この時まで、私は50年ローンというものが存在するのを知りませんでした。
35年だけじゃないのん??


50年ローンて……支払い終えるの80歳近いやん!!!

働いてないやん!!!!

年金でこんなの支払えないだろ!?!?!?

 


あかん!! 説明されなかったか聞き逃した!!!!!!!


50年ローンはそりゃあ高い借入できると思うけど、老後の人生に期待しすぎィ!!!!


やばい、親にこんな説明なく「買うわ!」て言ってもうた………


そして手付金振込期限の一週間という限られた時間で、「50年ローン」と「投資」の考え方について猛勉強を、することになったのです…………

 

 

マンション購入記〜2.購入講座へ行く

無料だったので、女性向けマンション購入講座へ足を運んでみた。

その名の通り女性向け、それも単身者向けのため本当に女性しかいない。女子校のような安心感(?)快適だぜ!

 

①マンション購入へ向けた講義
②ローン計画など個人面談

 

と二部に分かれており、まずは講義を聞く。

主に聞いたのは(覚えてる限りで)以下の内容だった。


①マンション購入へ向けた講義

1.マンション価格の推移
2.購入にあたり多くの人が重視すること
3.資金計画、税金やローンの知識
4.物件のチェックポイント(地盤とか耐震性とか)
5.おすすめ物件紹介

 


1.マンション価格の推移

これはもう、多くの人にとって常識だったのかもしれないのですが(私はあんまり知らなかった)、マンション価格高騰について。
都内はもう新築はほぼ億ション前提ですと。1億の買い物なんて富豪以外の誰がすんねん、、、とこの時は思っていた。
今の時期に新築として建つマンションはだいたい、コロナが流行中に計画されたものであり、その後建築業界の労働改善に伴う金額アップや、ウクライナ情勢による材料費高騰……などのマンション価格高騰要素が続くため、今後も数年は確実に下がることはない、という説明だった。

そういうロジックだったのか。

それから、数十年前からの歴史を見ても、長い目で見て価格上昇の傾向にあり、数年は大きく価格が下がることはないだろうという見立てだった。
つまり、買うなら常に「今」が最善であると。納得の説明だっただけに、今を逃すと今買えるもんも絶対に買えなくなるってワケ……!?!? となった。

そういう焦らせ戦略なのかもしれませんが、まあ数年は下がらないというのは本当だろうと思いました。恐ろしい話ですな〜。

 


2.購入にあたり多くの人が重視すること

これは大勢のアンケートをもとに作成した資料を見せてくれました。
とにかくマンションは……立地です!!と。

というのも、「転勤になった」「結婚した」などの理由からやっぱりマンションを手放さなくてはならないことってあり得るわけですよね。そういったときどうするかというと、「売却」もしくは「賃貸に出す」なのだと。
価格高騰しまくりの状況にあるので、売ろうと思ったときに、ローン残債よりもマンション価格が高くなっていることが多く、利益になると。

そうなのか!!!

と思いました。
ここに投資の視点があるって、俺、全く知らなかったよ……
マンション投資ってそういうことなんだ………


なので、売るときに資産性の高くなる「立地」を(これが8割だと言っていたが)重視するんですって。


都内億ション投資って………そうなんや…………
そりゃ立地最強のマンションを売りさばいたら、売却益も出ましょうなあ…………


というわけで、
別にライフスタイルが変化して売らなきゃいけなくなったら売ればいい。
し、売ったときに損にならないように資産性を重視して選べばよい。

これだけ。


うまくできてるな〜と思った。

 

3.資金計画、税金やローンの知識
4.物件のチェックポイント(地盤とか耐震性とか)

この辺も、資金計画の立て方や、税制優遇措置、買うときに気にするべき地盤や耐震性の観点など、建築の観点からも基礎知識と思われるものを教えてくれました。

無知なので有り難かったです。普通の人はどこでこんな知識を手に入れるんだ。

 

 

5.おすすめ物件紹介

近場の3物件を例に、月々○万円でこの間取りが買えます、ここがおすすめポイントです、というのを教えてくれた。

同じ市内だったらぶっちゃけこの時はどこでも良くない? と思ってたので、「ふ〜ん、一回モデルルームってやつを見に行くか!!」と思った。

今思えば、この辺のマンションと提携していて売り出しているんだろうね。


単身者やDINKSが今後増えて行くと思われる傾向で、資産性もある程度確保できている駅近マンションなら、値下がりリスクがあまりないので、損をすることはないのでは? と思って、この時点で全然マンション購入に対する怖さがなくなっていた。

 

②ローン計画など個人面談

あんまり固定費を膨れ上がらせたくないというポリシーがあり、(自由になるお金が多ければ多いほど、気持ちって明るくなるから)(?)


「管理費込みで月々10万以内で対戦宜しくお願いいたします」

 

で打診した。
ということで、買えるマンション金額を出してもらった。


え、、、

意外と買えるけど、やっぱり金を出し渋ると買えないぜ、、、!!!!

 

というのが感想だった。


億ションも別に、共働きでペアローン組んでやるなら全然圏内だな、と思った。
金利時代ってすごいぜ。

あと頭金を入れる必要も全然ないなと。入れた場合と入れない場合で差異が思ったよりなく、無理して頭金入れる必要もメリットもなくない? と思った。


紹介にあった3物件のうち、一番いいな、と思ったやつが予算オーバー気味。「でもまあ見るだけなら見てもいっか!」ということで、おすすめ物件のショールームをその場で予約。

たまたまだけど、一番いいな、と思ったところからショールームへ行くことになったのでした。

マンション購入記〜1.きっかけ

当時、会社のチームメンバが怒涛の結婚&出産ラッシュでした。

そんな中、白月くんも結婚、どうすか? という話題に。

 

「いや、無理ですね」

先輩A「そんなことないよ。いけるよ」

 

ほほう。

 

「結婚ってなんかメリットとかあるんすか」

先輩A「資金力が上がる。二人だと収入が倍。あと家事が嫌でもそういうの好きな相手見つけて任せられるし」

「支出も倍やんか! お金の価値観を合わせるのもめんどくさい。あと欲しいのって……冷静になると都合のいい奴隷なんですよね。お金払うから、ご飯作って、必要なときにお出かけとか一緒に遊んでくれたらいいみたいな、そういう都合のいい相手が欲しいだけで、結婚である必要は全くない。結婚したらお荷物と毎日暮らさないといけなくなる」

先輩A「だめだこいつは。お子爆誕ほやほやの上司さん! なんとか言ってやってよこの問題児に!」

 

それに対して、上司くんはこう言いました。

 

上司くんB「家賃補助が出る」

「え? 家賃補助って結婚すると増えるんですか」

 

その時の私は無知でした。

 

上司くんB「独身だと30歳までしか出ないけど、結婚すると40歳までになるし、金額も増える」

 

!?

 

衝撃が走りました。
そんなの知らなかった。
この時代に、そんな謎制度あんの!? どう考えても不利やんけ、許せない!!

 

確かに男性諸君は次から次へと結婚していくんです。そもそも女数も少なくて、結婚しました! なんて女性は本当にいない。ずるーい!!!

しかしジタバタしても仕方がない。30歳を越えたら、家賃補助が出なくなるという事実は、変わりません。
恐ろしいことです。

 


当時の私は、家賃補助により月々4万円の暮らしをしていました。5万以下の家賃っていうのは本当にすごい。貯金が湯水のように貯まる。それが、もうあと数年で手放さなくてはいけなくなる!?


これはイカン、と思いました。
家賃もったいない。
賃貸とは、10万ぐらいの家賃払ってドブに捨て続けるようなものです。それはわかっています。賃貸にも購入にもそれぞれメリットデメリットがあるだろうが、賃貸で行くか購入で行くか、すぐ決めなければいずれにしても損をしてしまう気がする!!

 


その日すぐに、「賃貸vs購入」動画を調べて見ました。


結論。
う〜ん、いろんな意見があってよくわからん。


購入派:
・お金もったいない。払い続けたらいくらになると思ってるん。その分資産として手元に残るよ?
・老後は賃貸貸してくんないよ?
・壁に穴あけたり自由にできないよ?

 

賃貸派:
・気軽に住み替えらんないよ? 隣人ガチャに失敗したらどないするん? ライフスタイル変わったらどうする?
・購入は維持費かかるよ? 賃貸なら何も気にせず管理人が維持してくれるよ?
・多額の借金怖いでしょ? あと高いし買えないよ?

 

借金怖いは感情すぎじゃね? でも絶対に購入だろ!! と言い切れる要素もないしなあ……

そんなことを思いながら検索していると、「女性向けマンション講座」というものが無料で開かれていることを知りました。

※ここから下、誓って怪しい勧誘ではない


え? 女性向け講座?
そりゃ女性でもバリバリ働く人が増えてきてるから、そういう需要はあるだろうけど。

それでもめっちゃ稼ぐ男性のほうが多いわけで、そういう男性向けや家族向けにマンションを売りつけるのではなくて、わざわざあえての女性、しかも単身女性をメインターゲットに講座を開くって、なにゆえ?

 

歴史を調べてみると、新興講座というわけではなくて、女性が働くのが当たり前になる前ぐらいの時代から、ずっとあった組織らしいんですね。
つまり単純な利益目的でも無かろうということが言える。
信頼してもいいのでは?

 

そう思って、無料だし、どのくらいの費用感のマンションが買えるのか相談にも乗ってくれるということなので、話だけは聞いてみよかな!! と思い、すぐに講座へ申込みをしていました。

 

 

好きな漫画が最終話を迎えた

好きな漫画が最終話を迎えた

 

 

タイトルの通りだ。好きな漫画が最終話を迎えた。昔々のことで、完結を迎えたのは今から七ヶ月前ぐらいのことだ。

全くもって覚悟していたことだった。私は終わりを迎える世界のことは粛々と静かに受け入れたいタイプだったので、ドキドキしながらも慌てず騒がず、その時を待った。

しかし、懸念していたことがひとつあった。

 


私は、物語は『終わりよければすべてよし!』だと思っている。

 

中だるみや、伏線の回収に失敗したり、批判をあびるような箇所があったりしながらも、完走し、その物語として『あるべき終わり』を迎えてくれれば、ああよかったなぁ、と思える。

ハッピーエンドでも、バッドエンドでも構わない。

ただその物語として相応しく、ああ、彼らは生きたんだな、いい話だったなあ、もしくはなんて後味が悪くて最高な話なんだ、と思えればそれで満足だ。

 

言いたいことを言おう。

その好きな漫画は、終わりが良かった、とは言い難かった。

形だけ見れば瑕疵なきハッピーエンドだった。キャラクターたちは幸せそうだった。

 

でも。

 

私は納得がいかなかった。

納得できないままに、物語は終わってしまった。

読了感は、「ああ、私は置いていかれたんだな」というものだった。

ハッピーエンドに至るまでの過程が飲み込めず、置いていかれたような気持ちだったのだ。

『あるべき終わり』として相応しかった、とはとても言えなかった。

そうして、そもそもこの漫画はどういう話だったっけ? どのようなお話としてそこに存在していたのか? という意味すら見失ってしまった。

いつの間にか追いかけていた話がテーマ性やその特質を変えていったのかもしれない、それに気づかぬまま熱中していた自分が、なんだか虚しく感じられたのだった。

 

 

 

もっと踏み込んだことを書こう。

 

そのお話は、主人公が師匠と呼ぶ人物の誕生会で、パイ投げの要領でケーキをぶつけ、それを笑った笑顔で締めくくられる。

私はよくある顔面パイ投げのギャグがあまり好きではない。リアルやフィクション問わず、食べ物を粗末にしながら笑うことに不快感を感じる人は少なからずいると思う。

だが私は、それを投げたひとがこの漫画の登場人物でなければ、全然受け入れられた行動だった。

この漫画の主人公がそれをやったのだ、という描かれ方が、本当に受け入れられなかった。

 

 

主人公は感情を抑制しており、笑わないタイプの主人公である。笑えないのだ、と言っている場面もある。

持って生まれた最強の力のせいで、潜在的な孤独を抱え、その力が感情と連結しているために笑えないのだと、私は思っている。

しかし最終回を目前にして、みんなにありがとう、と言いながら満足げに笑んでいる場面もある。

縁によって孤独が解消されていったのだ、という描かれ方だ。私は、この場面は好きなのだ。笑えるようになって良かったね、と。

この後、自分の生まれ持った力の暴走によって、多くの人が巻き込まれる展開も含めて。

彼は秘めてきた内なる激しい承認欲求のために力を暴走させ、何もかもかなぐり捨て、好きな初恋の女の子に自分を認めてほしいという願望だけに支配され、すべてを破壊しながら前に進み始める。

子供である主人公の思春期と、大人である師匠の青春。

年齢は違うけれども、そのどちらも「自分を受け入れられたい」という根本的な欲求によって悩むことではじまると言えるかもしれない。

そしてそれらが人と人との繋がり、関係性とともに描かれていったのが、私の好きな漫画である。

その思春期に悩む主人公のことが、大好きだった。

何かになりたいという思いを捨てきれない師匠のことが、好きだった。

その主人公に一生懸命になる師匠というキャラクターが、大好きだった。

 

 

それなのに、最終話は。

 

 

 

自分のことを言うと、私はどんな心の許せる人間にもパイ投げはできない。人としてやってはいけないラインかな、と思うからだ。場を面白おかしくしたいがためにするものだろう、というのはわかるが、やられた本人がガチギレすると、ギャグだろ、空気読めよ、と言われるのである。

私はまさにこの最終回を読んだ時、空気読めよ、と言われている気分だった。

 

読めるわけねーだろ!!!

 

と言いたかった。

 

主人公が師匠にパイ投げをして、笑うという行動。

師匠を舐めているのかな、と思ってしまう。

距離感はとりわけ仲良しでもない友人のそれだ。何しても許される、というような。親しき仲にも礼儀あり、をガン無視した関係である。

物語の外側で、主人公は師匠に謝ったかもしれない。さっきはごめんなさい、とかね。

だけどあの瞬間、紛れもなくケーキまみれになって怒った師匠のことを、彼は笑ったのだ。久しぶりに会った師匠なのにだ。どういう笑いなのか、わからない。辱めて笑ったとしか思えなかった。しんみりとした場を盛り上げるためにパイ投げをしたのなら、笑わないと思うのだが。みんなが笑って空気が温まってはじめて、よかった、と笑むようなものじゃないだろうか? 彼は大笑いしている。ゲラゲラ、と音でも付けたいぐらいに笑っている。

付け加えると、多くの人に誕生会を開いてもらったことによる喜びで泣きそうになった師匠の泣き顔をパイ投げで隠すため、という見方もある。

でも、泣かないで!という意味なら、笑うことはないじゃないですか。

そんなにみんなで囲って、誕生日ケーキをぶつけられた人を爆笑するなんておかしいよ。いじめかな?

キャラクター当人の立場に立って考えたとき、私には到底理解できない感情である。

 

考えていて、こんな細かいところサラッと流せや…とめちゃくちゃバカらしくなってくる。それこそ空気の読めない自分自身がバカらしい。

しかしここは重要なポイントだ。すくなくとも師弟が好きな自分は、最終回から推し量る師弟の関係はこの一瞬のやりとりから汲み取るしかない。

私はこの一瞬から、師弟関係は『親しき仲にも礼儀あり、をガン無視した、距離感の不自然に近い関係』になったのだと感じた。

そこに絆や尊敬の念、親しさは感じられない。他の人には悟られない強い絆のようなものや、説明のつかない繋がりみたいなものは、一切読み取れなかった。

告白編のラストなんかとは考えもつかないぐらいに。

 

乱暴な言い方をすれば、

 

相談所は卒業です!!

僕は先輩はもちろん、友達や後輩にも恵まれて充実な生活を送っています!

師匠、お久しぶりです!元気でしたか?

何しんみりしてるんですか、誕生日でしょ!あはは!

 

というふうに思えたのである。あの主人公君が。告白に誠意を持って臨んだあの主人公君が。

あの100話のお話のあとで……? 街はぶち壊れたはずだし、師匠は自分の正体をバラしたが、結局主人公は師に対してどんな感情を抱いていたのだろうか? それはわからない。ただ、主人公が、師匠を師匠と呼び続けているという事実だけがそこにはある。

 

もう全然わかんなくなっちゃった。

だってこの最終話で、「薄っぺらい師弟関係だなあ」なんて感想まで見かけたよ。

そんなこと思いたくないけど、私はパイ投げのシーンを見て、この感想と同じような衝撃を受けてしまった。ショックだった。

師弟とか関係なく、みんなは大勢の人たちに囲まれました、エンド。

もう全然、わかんないよ……

おまけにこの最終回について喚いているのはほぼ自分しかいなかったというのが、かなり堪えた。

いやまじで。これは本当なんですけど、

あの最終回を読んだあと、私は、本気で死にたくなった。

ツイッターの垢もこれまでの創作も、これまでしてきた何もかも無かったことにしたくなった。


 

私はこの状態を、長年付き合ってきた彼氏に突然突き放された時のメンヘラ状態 と称して友人に話した。

めちゃくちゃ爆笑された。

遠からずな表現だと思う。私はメンヘラだったのだ。私のことはこれからメンヘラと呼んでください。

 

 

 

 

この漫画は舞台化された。

そのメンツの、師匠役の人は、なんとこの最終回の一週間前に誕生日を迎え、演者のみんなでサプライズ誕生ケーキを贈ったという。

とても幸せそうな奇跡の一枚絵だった。私はこれを見た時泣いた。

泣いてから、舞台主人公役の彼なら舞台師匠にパイ投げするだろうか…と邪道なことすら考えた。主人公役の彼は笑いの沸点が低く、よく笑うキャラだ。最終話後の主人公であるとしたらどうだろう?なんて考えてしまった。

 

 

この不連続感が受け入れ難く、私はこの最終話のことをおまけ話だった、と言いたいぐらいである。嘘だと言ってよ、と思い続けて七ヶ月。失恋を引きずり続けているわけだ。

 

 

 

クリスマスの夜、私は私の友人たちとこの漫画の最終話について語り合った。

『前話を描いた作者と最終話を描いた作者が同じとは思えない』

彼女のこの言葉が忘れられない。

彼女は私よりもずっと昔から、その漫画を追いかけていた友人だ。彼女は最終話を読んでから、『師弟で始まった話なんだから、最後は師弟の話で締めくくればいいのに』『まだ全然途中じゃん』『作者、飽きちゃったのかな』と言った。彼女は少年漫画をよく読む子なので、私はその感想に更に心がぐちゃぐちゃになった。

また、別の友人は『普通すぎて微妙だった』と言い、また別の友人は『突然だったけど、いい終わり方だった!』と言っていた。

人の感想はそれぞれだ。

 

 

 

これまで、他のファンのみんなが過大解釈で盛り上がって、原作者さんすごい!と持ち上げるやり方がよくわからなかった。こんなことに気づけるなんてすごくない?みたいな、過大解釈選手権でも行われているのかと思うぐらい、「解釈は人それぞれとは言うけどそれはやりすぎ」みたいな妄想をたくさん見かけてきた。

たぶん原作者はそこまで考えてないだろうな、と思うことが多々あったし、だけど感覚で描ける感性の良さが光ってるな、と思っていた。私はそこが好きだ。

そしてその感性は、連載が長引くに連れて精細を欠いていったのかな、とも。

 

前ジャンルはそんなことは全然なかった。原案者、何もわかってねーwwwと散々けなし批判をしつつも、次も待ってる! な感じ。なんだかんだ作品が大好きなのだ。

 

結局のところ、私がここまで悲しくて辛くてたまらないのは、最終話を読んだときの感情に共感してくれる読者がほとんどいなかったからなのかもしれない。

 

 

 好きな漫画の、悲しい終わりでした。